CVE-2026-34909

CVE-2026-34909

NVD 詳細

概要

CVE-2025-67038(Lantronix EDS5000 / コードインジェクション)、CVE-2026-34910(Ubiquiti UniFi OS / コマンドインジェクション)、CVE-2026-34909(Ubiquiti

脆弱性情報(NVD)

影響を受けるバージョン:

概要(日本語): ネットワークにアクセス可能な悪意のある攻撃者は、UniFi OS デバイスに存在するパストラバーサルの脆弱性を悪用して、基盤システム上のファイルにアクセスし、それを操作することで基盤となるアカウントにアクセスする可能性があります。

原文: A malicious actor with access to the network could exploit a Path Traversal vulnerability found in UniFi OS devices to access files on the underlying system that could be manipulated to access an underlying account.

技術詳細

脆弱性の概要

本脆弱性は、UniFi OSデバイス上で動作するサービスにおけるパストラバーサル(CWE-22)です。ネットワークアクセス可能な攻撃者が、ファイルパスを適切に検証しない入力処理を悪用することで、本来アクセスできないシステムファイルを読み取り、その結果として基盤となるアカウント情報への不正アクセスが可能となります。CVSS基本値10.0は、本脆弱性が認証不要・低複雑度でリモート攻撃可能であり、機密性・完全性・可用性全てに最大の影響を与えうることを示しています。

根本原因

ファイルパスを構築する際、ユーザー入力(例: HTTPリクエストパラメータ)に対して、”../” などのディレクトリトラバーサルシーケンスのフィルタリングや正規化処理が不十分であることが根本原因です。これにより、ファイル操作関数が意図されたディレクトリの範囲外のファイルシステムへアクセスすることを許してしまいます。公開情報からは具体的な脆弱なパラメータやエンドポイントは不明です。

攻撃シナリオ

  1. 攻撃者は、UniFi OSデバイスの管理インターフェースまたは公開サービスに対し、認証を必要としないネットワーク接続を行います。
  2. 攻撃者は、ファイルを読み取る機能に細工したリクエストを送信します。パスにディレクトリトラバーサルシーケンス(例: ../../../etc/shadow)を含めることで、本来のディレクトリ制限を回避します。
  3. システムは無害化されていないパスをファイルシステム操作に使用し、攻撃者に基盤OS上の機密ファイル(例: アカウント情報を含むファイル)の内容を返します。
  4. 攻撃者は読み取った情報を解析し、デバイス上の基盤アカウントへのアクセス権限を取得します。

検出方法

ブラックボックステスト

情報不足のため、具体的な脆弱性のあるエンドポイントやパラメータ名は不明ですが、一般的なテスト手法を以下に示します。

# ファイル読み取り機能と思われるエンドポイントへのテスト例
curl -k "https://<TARGET_IP>/api/v1/read?file=../../../../etc/passwd"
curl -k "https://<TARGET_IP>/export?log=..../..../..../etc/shadow%00.pdf"

確認ポイント: レスポンスボディに/etc/passwdの内容やシステムファイルの内容が含まれる、またはエラーメッセージに絶対パスやファイルの一部分が露出する場合、脆弱性の可能性が高いです。

ホワイトボックステスト

情報不足のため、特定のコードは不明ですが、一般的な確認方法を以下に示します。

# パストラバーサルを引き起こしやすい関数やパターンをソースコードから検索する例
grep -r "os.open\|open(" . --include="*.py" --include="*.js" --include="*.java"
grep -r "sendfile\|readFile\|file_get_contents" . --include="*.php" --include="*.js"

対策

恒久的対策

情報不足のため、具体的な修正バージョンは不明です。UniFi OSの公式セキュリティアドバイザリおよびGHSA-95fp-244g-g3vrの記載に従い、ベンダーが提供する修正済みファームウェアまたはソフトウェアバージョンへアップデートしてください。一般的な更新コマンドの例を以下に示します。

# UniFi OSデバイスでのアップデート例
ubnt-systool fwupdate --upgrade <target_version_url>

暫定対策

修正パッチを直ちに適用できない場合は、以下の軽減策を実施します。

  1. 管理インターフェースへのアクセスを信頼できる内部ネットワークのIPアドレスに制限し、インターネットからの直接アクセスを遮断する。
  2. Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入し、”../”、”..\”、”..%2F”などのトラバーサルパターンを検知・遮断するルールを適用する。
  3. デバイス上で動作するアプリケーションの実行権限を最小化し、読み取りを許容するファイルシステムの範囲を制限する(例: chroot, コンテナ化)。

VulnCheck KEV

悪用事例

参考リンク

言及日